今回ホームページを作るに当たり、当事業所の技術アピールが必要と考えましたが、
革製品を並べるような事は、もう何処でもやっていることです。
じゃあ、私に何が出来るのか、など考えている内に、調色場の隅で廃棄されるのを待っている。
シューズ 2足が目に入りました。通常ここまでひどい物は無いと考えられます。
状態は最悪ですから、これを修復してみようかと思い立ち、シューズだけでは淋しいので
ついでに自宅に有る。もう使っていない。セカンドバッグも一緒に直す事を決断!
手入れしていれば、このような状態には成りません。
シューズは「ワールドマーチとニューバランス」メンズバッグは「カステルバジャック」です。
依頼物では無いので、マスキング等適当にやっています。説明はこれまでに致します。画像を見て下さい。
シューズの修復場面を連続で表示、途中工程画像撮り忘れなどで総ての作業記録
できていないのですが、ご推察下さい。
修復前 修復後
拡大して 細部確認してください。
この程度まで修復できれば、新品同様とは言いませんが、生き返ったと思います。通常使用に問題は無いでしょう。
残念ながら、靴紐などは水洗い、溶剤洗浄してもある程度回復しましたが、修復不能です。
修復課程で、色の変更等も可能です。
バックの修復も下の画面に画像表示しております。
革製品の復元力は素晴らしいです。
私も、今回のような事をするのは初めてです。普段から、布靴や合成皮革靴はどうも足に馴染まず、革靴しか履かないのですが、修復を試したことは有りません。
良い経験になりました。時々やってみようかなと思っています。
一般の方は、なおさらと思います。クリーム等で修復は限界が有りますから!
修復前 修復後
バッグの修復、修復ヶ所は、コーナー部分の摩耗劣化、革の退色部分の復活です。(上部4枚の画像は、修復前 その後は修復過程2枚と完成です。)
摩耗部分は、新しくコーティング後着色。
皮部分の退色部分は、素材感を残すため染料液手塗り後、皮膜形成、元の状態に近い艶感に調整。 靴の再現と比べると、工程は比較的少ない。
このような状態(特にバッグ)の物は、何処の家庭でも存在すると思います。
修復すれば生き返ります。
・ 合皮などは このように修復出来ません。これだけダメージを受けていても
皮そのは物は、あまり劣化していない。
ですから、ある程度汚物を取り、化粧すれば復元出来たと思います。
一部 販売目的の物ではありません。
ユーザーの物を使用、作成(プリント)予定です。
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