* 素材別特性



プリント素材については、牛ヌメ革・牛クロム鞣し革・馬革に限定

プリント素材は、ヌメ革を除き耐水性・発色などの感点から塗膜形成しています。

要望があれば、下地にダイレクト印刷可能です。素材感は良いのですが、吸水・変色します。(それを味とお考えの方は選ばれると良いと思います。)プリント品質は素材別プリントを参考にして下さい。

 

素材の特徴概略

 

1.ヌメについては、植物タンニンがメインの鞣し革です。処分時環境を汚染することはありませ  ん。長所欠点は、使用する間に自然に色が濃くなってきます。布などでこすって磨けば艶感も   アップします。欠点は耐熱温度が80度前後と耐水性に問題あり。

  厚物素材が可能(3.0~4.0ミリ)堅さはハードタイプです。

 

2. クロム鞣し革については、3価クロムで鞣しています。植物タンニン・合成タンニンなども併用  しています。一時期6価クロムの環境汚染が話題になりましたが、 現在は殆どの革において、安  全基準はクリアーされています。3価クロムは人体の必須要素と認められた経緯があるからかも  知れません。逆に3価クロムは欠乏すると糖尿病を誘発するなどの学説があります。

  当方扱いのクロム鞣し革は、基準を満たしております。エコレザーなどの表示も可能と考えま   す。柔らかさはソフトからハードタイプまで可能ですが、プリント用は中間ぐらいの物を使用。


 

3.プリント革については、素材色が白でないと鮮やかなカラー発色を望めません。

  ヌメ革(ベージュ)にダイレクトプリントした物も表示していますので参考にしてください。

  革らしいおもむきがあって、良いと思います。 (ヌメ革はハード

  ヌメ革でも白顔料を塗装して、表面色を白にする事は出来ますが素材感が失われます。

  上記の理由で、プリント素材は牛クロム鞣し革白を主に利用しています。

 

4.馬革について プリント素材はベージュと白限定 (ソフト

  鞣しはクロム鞣し、特徴は牛革に比べ軽い、同じ厚みである場合重量は約半分です。

  裁断面の髭上の毛羽が出にくい。ブックカバーなどには良いかも知れません。

  難は、原皮の厚さが無い為、素材は1.0ミリくらいです。

  タンニン鞣しをすればもう少し厚い物も可能でしょうが、現在取り扱っていません。

 

 素材別プリントイメージが気になる方は、素材別プリント品質を参考にして下さい。

 

 

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